医院からのお知らせ
2023.03.27
インフルエンザについて NEW !
3月17日の時点でインフルエンザの患者数第1位ではありますが注意報は解除されました。2023.03.19
インフルエンザについて
3月17日付の奈良県の発表では、インフルエンザ注意報が解除されました。過去10年平均と同じ終息スピードで減少していますが先週も4人程、受診されています。発熱なく軽い咳とインフルエンザのお孫さんとの濃厚接触のみでの検査で判明された方もありましたのでもう少しの間ご注意ください。2023.03.19
新型コロナウイルスの抗体保有率について
先日、厚生科学審議会で「令和5年2月時点での日本国内での新型コロナウイルスに感染した人の割合が約4割(42.3%)になった。」と発表されました。この結果から、国内ですでに約4割の人が新型コロナウイルス感染症になったという事になります。ちなみに5割以上の県は、愛知県、大阪府、福岡県、佐賀県、鹿児島県、沖縄県の6県でした。年齢別では男女ともに16~19歳が一番多く感染しており性別ではほぼ同数でした。過去と比較すると令和4年11月の時点で28.6%でしたのでその後約3か月で1.5倍の爆発的な感染増加となっています。また、感染しても診断されていない人が約2000万人程いる事が推察されています。2023.02.26
インフルエンザについて
現在奈良県では、インフルエンザの注意報が発令中です。近畿でも大阪、京都、奈良の順に患者数が多いです。ただし、ピークは過ぎたようでゆっくり患者数も減少し始めました。近畿全体でも減少し始めています。今年のインフルエンザの流行型は、AH3亜型(香港型)となっています。2023.02.26
新型コロナウイルス感染症の今に関する11の知識(その2)
新型コロナウイルス感染症の人は発症の2日前から発症後7~10日間程度他人に感染させる可能性があります。またこの期間のうち発症の直前直後が特に感染させやすいと考えられています。ワクチンの接種状況に関しては3回接種完了者は2月13日の時点で90代が最高で95.5%、ですが70代、80代も90%以上となっています。2023.02.26
新型コロナウイルス感染症の今に関する11の知識(その1)
この程、2月の時点で厚労省より今わかっていることとして以下の事が発表されました。国内ではこれまでに約3200万人がコロナに感染している。(約25.8%)。オミクロン株が流行の主体になった2022年7月~8月に感染した人の中では重症化した人は50歳以下では1万人に1人、80歳代以上で186人。死亡した人は50歳以下ではほぼ0人、80歳代以上では169人となっています。重症化しやすい人は65歳以上、妊娠後期、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙があります。2023.02.12
2月10日付奈良県感染症情報
2月10日の奈良県感染症情報によると、奈良県全体では先週からインフルエンザ注意報が発令されていますが、ここ中和保健所管内ではインフルエンザ患者報告数は、警報レベルの30を上回っており奈良県全体では0歳~80歳以上の全世代に感染者が見られます。2023.02.05
県内スギ花粉症について
環境省、林野庁の調査結果が報告され今年の奈良県のスギ花粉について、昨シーズンの4~5倍(昨年が少なかった為)、例年と比較すると1.2倍程度で過去10年の最大値からは半分程度との事でした。昨年と比較して多い地域は、順に京都、兵庫、奈良、大阪です。近畿では今年は、気温の低下もあり少し遅れて2月中旬から一気に飛散すると予想されています。2023.02.05
奈良県インフルエンザ注意報発令されました
奈良県もインフルエンザ注意報が発令されました。特にここ中和保健所西部地域では報告数が多い状況となっています。ここ2年間極端に少なかった患者数が一気に増えて過去10年平均の7割程度の患者数となっています。例年ですと2月中旬までがピークですのでこれから10日間程度特に注意が必要と考えます。近畿で現在インフルエンザ最多患者数は、大阪府で次に京都、3番目が兵庫県と並んで奈良県です。2023.01.22
NHKクローズアップ現代より
1月17日(火)クローズアップ現代「実は危ない! ニッポンの寒すぎる住まい」が放映されました。内容は日本の住居内の室温が低すぎて冬に循環器系や呼吸器系の疾患が増えているというものでした。各都道府県の冬の平均室温を調査するとむしろ北海道が19.8℃に対して大阪16.7℃、最低は香川13.1℃、奈良県は16.3℃でした。各部屋の温度差によるヒートショックが原因と考えられる冬の死亡増加率も番組内で報告されており北海道10.3%に対して大阪16.9%、奈良県は17.2%の増加率となっていました。結論として室温が一番高い北海道が一番冬の死亡増加率が低いとの結果でした。部屋内の高低による温度差や窓際の低温対策なども問題視されていました。出演者の自治医科大学の教授は、室温は24℃!が良いとの事でしたが当医院では、まず20℃、湿度50%を推奨しています。2023.01.22
今年の花粉予想について
環境省、林野庁からスギ雄花花芽調査結果が報告されました。去年は、近畿全体に花粉総量が少なかった為、今年は全体に増加傾向ですが特に近畿では京都、兵庫、奈良の順に多く予想されており特に京都、兵庫は過去10年で一番多い予想となっています。奈良県に関しては、去年に比べて4~5倍の予想です。2023.01.08
奈良県での新型コロナ感染症で残念な結果になった方について
昨年の12月1日から今年1月8日までの奈良県が発表したデータを見ると94人中男女ほぼ同数でコロナのみでの原因であった方は3分の1程度でした。あと3分の2は、持病の悪化となっています。(ただし、どの持病が一番要注意なのかは発表されていません。)一番多い世代は男性は80代、女性は90代でどちらも全体のほぼ3割弱でした。従って、80代以上の方は、より注意が必要と考えます。特に、3回以上ワクチンを接種しているかどうかが大事であるとの事です。2023.01.05
オミクロン株の特徴
現在香芝市での新型コロナワクチンの個別接種では、オミクロン株BA.5型対応ワクチンを使用しています。実際、12月の時点でもコロナウイルスはオミクロン株BA.5型が主流です。阪大の忽那先生のご発言でも感染力が強く、BA.5型ウイルスはワクチン接種済みの人や過去に感染した人も又感染するという特徴があります。主症状は、咳、のどの痛み、頭痛、38℃以上の熱で以前言われていたような嗅覚、味覚異常は3%以下となっています。また子供の38℃以上の発熱の頻度は60%と高いですが、高齢者は、15%程度ですので高齢者の方は、咳やのどの痛みを重視すべきかも知れません。更に、60代以上の方に関して新型コロナワクチンを少なくとも3回接種した人は、重症化リスクが低下することがわかっています。(40代以下は、接種回数に関係なくそもそも重症化しなくなってきました。)2022.12.25
感染後に新型コロナワクチン接種について
現在日本での新型コロナに罹った人の割合は約3割と言われています。その3割の方の約90%がオミクロン株に罹っています。従って、この数か月前にコロナに罹った人は5回目のオミクロン株対応2価ワクチン接種について迷っている方もおられると思います。まず厚労省のQ&Aでは、オミクロン株対応2価ワクチンは、感染後、順調に回復し接種券が送られてきて所定の期間が経過していればワクチン接種可能となっています。また、感染後にワクチン接種することでさらに免疫抗体価くなることが知られておりイギリスなどはそのおかげでマスク着用率が下がりました。ただし、その為には、多くの人が罹り、多くの人がワクチンを打つ事が必要で結果、21万人以上の死亡者が出ました。日本は現在、5.5万人です。又、感染後のワクチン接種者の副反応率が高いことがわかっています。2022.12.19
インフルエンザ第5位になりました
12月16日、奈良県の発表では、インフルエンザについて先週まだ1週間で10人程度ではありますが感染症としては、第5位に初めて入ってきました。特にここ中和では、伸び率が上昇しています。2022.12.14
都道府県別コロナ抗体保有率について
先ごろ、新型コロナウイルス抗体保有率の実態調査報告が発表されました。沖縄が最高で46.6%、次に大阪で40.7%、奈良県は30.0%でした。集団免疫の獲得については、議論のあるところではありますが夏場から一気に増加したとの事です。2022.12.04
コロナ後遺症について
大阪大学感染制御学教授の忽那先生のご報告では、コロナ感染後遺症は、5人~8人に1人、高齢者、女性に多く、また、重症だった人に多いとの事です。特に長い後遺症としては、記憶力低下、集中力低下、抑うつ、脱毛等で少なくとも一つ以上の後遺症のある人は12か月後でも8.8%存在するとの事です。2022.11.27
新型コロナワクチン接種について
香芝市でもワクチン接種希望者が増えてきたようで先日、保健センターから12月の別枠の接種日に参加して欲しいとの要請でしたので参加させていただくことになりました。大阪大学の忽那先生のお話では、従来型ワクチン接種後2-3か月後にオミクロン対応型ワクチンを接種すると約30%の発症予防効果があるが8カ月以上の人は約50%とより高い効果が認められています。このことから、従来のmRNAワクチンを接種してから時間が経っている人は、特にオミクロン株対応ワクチンを接種する意義が高いとの事でした。2022.11.13
新型コロナ感染後のワクチン接種について
従来の1価のワクチンに関しては厚労省のホームページによると、一応3か月の間隔を空けることになっていますが感染から回復後、期間を空けずに追加接種を希望される方には、体力の回復の確認後接種しても良いことになっています。一方、今回のオミクロン株対応2価ワクチンについてはこうした目安が無く感染からの期間にかかわらず接種可となっています。2022.11.13
香芝市での新型コロナワクチン集団接種について
11月13日(日)午後1時~4時まで香芝市保健センターで接種事業に参加しました。この日のワクチンはファイザー製のオミクロン株対応2価ワクチンBA.1でした。一気に接種希望者数が増えたらしく約230人程来られました。17歳から90代の方で特に接種後も問題なく無事終了しました。新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは間隔を空けないで良いのですがそれ以外のワクチンについては、13日間以上の間隔を空けることになっています。2022.10.30
去年の新型コロナ感染者数について
去年の新型コロナ感染者数について去年の夏以降で初めて新型コロナ感染者数が0人になったのは、10月22日で次に0人になったのは、11月1日でした。今年は、10月30日現在422人となっています。2022.10.30
香芝市での新型コロナワクチン集団接種について
10月30日(日)香芝市での新型コロナワクチン接種事業に参加しました。この日のワクチンはファイザー製オミクロン株対応2価ワクチンBA.1でした。香芝市での集団接種の場合は、モデルナ製BA.1か又はファイザー製BA.1 となっています。個別接種ではファイザー製BA4/5となります。2022.10.23
オーストラリアでのインフルエンザ流行について
先週NHKの放送で、オーストラリア国内のインフィルエンザ感染者数を去年と今年で比較していました。去年が550人、今年は22万5000人でした。死亡者数も去年は0人で今年は308人でした。オーストラリアも日本も同じくこの2年間はインフルエンザの流行が無く、今年の冬は緩和政策もあり多くの出入国者数の増加による感染者数の上昇の可能性があるためインフルエンザワクチン接種も考慮していただければと思います。ちなみにオーストラリアでは今年の冬に当たる6月~9月までの新型コロナウイルス感染症の患者数は、毎日3万~4万人程度でした。2022.10.16
10月の新型コロナワクチン4回目の状況について
10月13日(木)6時~8時枠でワクチン4回目接種の問診係として保健センターの接種事業に参加してきました。モデルナ製オミクロン型対応ワクチンを80人程の方が接種されましたが特に問題なく終了いたしました。2022.10.16
オミクロン対応型ワクチン5回目について
香芝市では11月から予約開始となっており現在準備中です。2022.10.10
今年の奈良県の気温の高低について
過去の奈良県の気温について調べてみましたところ10月9日までに16℃台になったことのある年は2019年からは2020年と今年のみでしたが2020年では10月1日に27.2℃から少しづつ下がって7日目に16℃台に達しましたが今年は29.8℃から途中で30℃台に2回上がった後、一気に16℃台まで下がった為さらに寒暖の差が強く感じます。寝室は22℃~23℃程度、湿度55%程度が一番寝やすい環境のため10月でも必要なら躊躇せず暖房を入れてください。2022.10.02
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンについて
先行指標となるオーストラリアでは、冬に当たる6月半ばには新型コロナが流行る前の2019年のピークを越えたとの報道がありました。7月22日の予防接種ワクチン分科会で新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種も問題無し、接種間隔も制限無しと決まりました。例えば2つ同時に接種しても良いし、午前は新型コロナワクチンを接種し午後にインフルエンザワクチンを接種しても良いことになりました。ただし、新型コロナワクチンとインフルエンザ以外のワクチンは、2週間以上間隔を空けることになっています。2022.09.25
今年の冬のインフルエンザの流行について
大阪大学の忽那教授のお話ではインフルエンザのピークが夏になるオーストラリアでは今年は、例がないほどインフルエンザが流行しているらしくこの2年間日本と同じくインフルエンザが流行らなかったオーストラリアが一気にインフルエンザの患者さんが多くなったことで同じ事が日本でも起こりうる可能性が出てきたそうです。2022.09.25
次回の新型コロナワクチン接種について
香芝市では9月29日(木)よりオミクロン株対応2価ワクチン接種開始となります。これは4回目のワクチンとなりますが厚労省では、3か月に短縮して5回目ワクチン接種を検討しているとの事ですので早ければ年内に5回目のワクチン接種がありそうです。2022.09.19
香芝市での4回目新型コロナワクチン接種の種類について
香芝市では、現在新型コロナワクチンの4回目接種可能者の人数が6000人程度おられますので10月の集団接種日なども予定より日数を増やして対処しています。ワクチンについても従来型とオミクロン対応型の2種類がありますがオミクロン対応型が確保できた時点で集団接種に関しては全部オミクロン対応型に変わります。個別接種については、従来型が来年の3月まで使用可ですので各診療所ごとに決める事ができるらしいです。2022.09.11
新型コロナ感染者の療養期間の短縮について
9月7日付けで自宅療養期間の短縮(10日間から7日間)が発表されました。現在、感染者の方の体調確認のために毎朝連絡している医療関係者は、この短縮の知らせに少し疑問を持ったのではないでしょうか? というのは、やはりワクチン接種をされている方とワクチン未接種の方とは、経過が全く異なり未接種の方は感染7日後なら経過良好の方でも咳や痰が残っていたり何らかの症状が残存しておられることが多いです。厚労省のアドバイザリーボードで国立感染症研究所が提出した日毎の残存リスク(感染ウイルス排出者の割合)によると11日目なら3.6%ですが8日目なら16%と5倍近い開きもあると報告もされています。まずは未接種の方は、今までどおり10日、ワクチン接種の方は7日間にしてもう少し様子を見ておくほうが良いのではと思います。2022.09.04
新型コロナ感染者について
新型コロナ感染者に家族内感染が一気に増えてきました。順番に家族内で罹っていく感じです。その時の傾向として感染された御家族の高齢の方がワクチンを1回も打っていない例が多いのです。未接種の高齢者のおられる家族ではできるだけ周りのご家族の方がワクチンを接種し高齢者にうつさないように配慮してください。2022.09.04
新型コロナ感染者について
奈良県では新型コロナ感染後に自宅療養されている患者さんに対して保健所から連絡する事になっていますが若い人などは感染後約7日経過後に連絡があるようです。70歳以上の人やワクチンを2回しか打っていない人、2つ以上の基礎疾患のある重症化リスクの高い人は、感染報告の翌日には保健所から電話連絡があるようです。身近に携帯電話を置いておきましょう。ただし、例外もありこの1週間で1人だけ73歳の方で自宅療養中1回も保健所から連絡が無かったという人がありました。70歳以上の感染者の方は感染報告後2日たっても保健所から連絡が無ければ、念のためこちらから連絡した方がよさそうです。2022.08.28
新型コロナに関して5日間待機後の対応
濃厚接触者は現在5日間の自宅待機になっていますが国立感染症研究所の報告では、オミクロンに感染後5日までに発症する確率は82.65%となっており待機が解除され外出できるようにはなってもやはりまだ感染している可能性が高く他人に感染させるリスクはあるため更にあと2日間は行動の注意が必要とされています。2022.08.21
新型コロナ感染後のワクチン接種について
8月17日、厚生労働省のホームページの新型コロナワクチンについてのコラムで「感染後でのワクチンの必要性についてーそのメリットと注意点」として以下の事が述べられています。詳細は省きますが結論として感染後にワクチン接種を受けた人の再感染は1日10万当たり約2.5人だが未接種の再感染は1日当たり10万人当たり約10.2人であった。又感染後のワクチン接種に対する副反応についても報告があり倦怠感、頭痛や寒気といった接種部位とは関係のない副反応については感染したことが無い人より頻度が高い傾向があることが見られました。さらに厚労省審議会によると、感染後約3か月過ぎて接種することが一つの目安となっていますが感染回復後、期間を空けずに追加接種しても構わないことになっています。2022.08.14
高齢者の水分摂取について
飲水として一度にまとめて摂取するとすぐに尿として出てしまいます。従って睡眠時と入浴時に発汗しやすい為、就眠時、起床時、入浴前、入浴後には約200mlの水分を補給し日中は1時間に1回100ml程度の水分補給が推奨されています。2022.08.14
夏季の運動時の服装について
通気性に関しては袖なし、半ズボンが理想です。従って屋内ではこの服装が良いですが屋外では例えばウオーキングなら輻射熱や紫外線の事を考慮して通気性の良い長袖長ズボンが良く、競技ランニングでは、ランニングシャツ、ランニングパンツが最適とされています。2022.08.14
熱中症について
奈良県での今年の熱中症統計では毎週60人~160人程度で推移しています。いつもその熱中症患者のうち50%が65歳以上です。発生場所は、1番が自宅、2番が道路、3番が仕事場となっています。外出時の帽子も白い色は、輻射熱を吸収しにくいので暑くなりにくいですが紫外線は通りやすくなります。黒い帽子は、輻射熱を吸収しやすい為、体が熱くなりやすいですが紫外線は通しにくくなります。又帽子の構造も影響し糸密度の詰まったものの方がより紫外線を通しにくいです。昔からの麦わら帽子はその理屈に合っており夏には最適との事です。2022.07.31
新型コロナ感染症の重症者数の推移と予測
国内での新型コロナ感染症の感染者数は、急増してきましたが重症者数は比較的まだ緩やかです。去年の夏頃からの重症者数の推移をみると6か月位の間隔でピークに達しておりそれでいくと9月初旬になります。入院された方が、回復するか重症以上になるかは2週間程度の間隔で結果が出ますので感染者数のピークは、8月中旬と推測します。2022.07.31
現時点の新型コロナ感染症の問題点
7月29日、国から新型コロナ感染症の追加対策として高齢者や基礎疾患のある人の行動自粛が発表されました。最初それを知った時、若い人には感染しても軽症なのだから外出して経済活動をしてもらい一方、高齢者は外出せず家に居てもらって流行が収まるのを待つしかないのだと思って賛成していましたが調べてみると少し状況が違うようです。大阪府の発表では感染した高齢者の7割程度の人は、自宅ではなく高齢施設や入院先で感染しています。奈良県でも7月25日にクラスター終結宣言した病院が28日に新たにクラスター発生と発表しています。経済のためにもぜひとも外出して欲しい若い世代の人が、そのとおりに外出して感染しそして仕事先で高齢者に感染をさせるという思ってもいない悲劇がどこの国も解決できない大きな壁として立ちふさがっています。2022.07.18
帯状疱疹についてその2
現在では、人口の3分の1が80歳までに経験する疾患となり薬も多くなりましたが抗ヘルペス薬は、新たな感染細胞の増殖は防ぎますがすでに感染した細胞には効果が限定されている為、治療開始後もしばらく炎症は続くのでやはり早期発見早期治療が大切です。2022.07.18
帯状疱疹についてその1
帯状疱疹の発生状況については宮崎県の帯状疱疹の疫学調査が有名です。それによると1997年から2006年までの帯状疱疹患者48388人の発生頻度は夏に多く年間1000人に4.15人の割合で50歳代の女性から年代が上がるにつれて発生頻度も高くなっています。また50歳以上では50%以上で皮疹回復後も痛みが残っています。また現在、寿命が長くなり帯状疱疹の2回目発生について(多い人は合計4回!!)も記述されており初発と再発の平均期間は約13年でこれは男女同じでした。2022.07.10
熱中症について
7月5日奈良県消防救急課の発表では6月27日から7月3日までの熱中症での救急搬送者数は、161人で去年の同時期の17人!に比べて急増しているとの事です。3人の重症者発見時間は、12時から17時までの間ですので特にこの時間は、毎日こまめな家族間の連絡等が必要と考えます。2022.07.10
新型コロナ感染症について
7月10日の奈良県の新型コロナ感染患者数(奈良市を除く)434人について50歳以上の患者数は全体の22%99人でした。中等症の方が男性60歳以上で4人、女性が80歳代で1人でした。2022.07.10
3回目のコロナワクチン効果について
去年と今年のコロナワクチン接種後の感染者数と死亡者数を比較してみると、去年5月頃からのワクチン接種開始後半年で感染者数が急激に減少し多い日は200人を超えていましたが10月には1日10人台まで下がりました。それから3か月後の1月3日頃から再び急増し始めて2月9日には1日1500人を超えてしまいました。今年は、同じような現象が、感染者数ではなく死亡者数でみられるのです。今年1月頃からワクチン接種後半年で感染者数はあまり減少していませんが死亡者数が14人(3月4日)から7月になると0人となっています。やはり3回目のワクチンは、感染者数の減少には効果なく重症化予防のみ効果があるようです。もしこの仮説が正しければ、3か月後の8月から再び感染者数と死亡者数が急増することになります。それを阻止するためにも8月までに60歳以上の方は(今年1月~6月までの死亡者数243人中約9割が60歳以上の方だから)ぜひともワクチン4回目が必要と考えます。2022.07.03
コロナ感染者数の増加について
先日、専門家会議のテレビ報道で、コロナ感染者数の増加について気温上昇のため換気をしなくなったことも増加の原因の一つであるので自宅の換気扇をつけ少し窓を開けてその開けた窓に向かって扇風機をかけることを推奨していました。そもそも自宅のすべての部屋で可能かどうかは別として、去年の5月頃からワクチンを打ち始めて5か月後の10月頃には奈良県では1日の感染者数が10人程度になっていました。でもその10月の秋に、日常生活で自宅の換気扇を回して窓を開け扇風機をつけたりしてはいませんでした。最大の原因はやはり換気不足ではなく去年の秋に比べて外出する人が増えたからのみだと考えます。専門家会議の方は、それも十分承知の上で経済を回復させる必要があるので仕方がない発言なのだとも思います。一日も早く安全な内服薬が開発され自由に外出ができるようになることを願います。2022.07.03
7月1日付のコロナ感染者の分析
7月1日の奈良県内のコロナ感染者数153例中奈良市を除いた98例の分析をしました。男性44人、女性54人でした。一番多い年代は30代の女性で13人、次いで10代の男女共に11人でした。10代~20代が多いとの報道ですがこの日は、30代男性も5人と多く30代が一番多い世代になっていました。60代以上の男性の感染者数は一気に減少し各世代の男性は1人ずつのみでした。重症化率は、高年齢の男性が高い傾向にありますが60代以上の方の感染者数が少ない結果、現在、死亡数も減少している可能性があります。2022.06.26
就眠時の寝室でのエアコンの使用について
熱中症の発生場所として居間、リビングに次いで寝室が多く集合住宅では最上階が多い、寝室が西に面している場合が多い、という事がわかっています。又高齢者の熱中症の患者さんの大半は夜間のエアコンの使用頻度が低いという事もわかっています。ただし、一晩中エアコンを使用するといわゆる「寝冷え」にもなる可能性がありその症状はむしろ熱中症やコロナの初期症状にも近い為対処が遅れることもあり頭が痛い所です。とりあえず8月末まではエアコンの使用はやむを得ないと考えます。寝室に温度湿度計を置き就眠1時間前に寝室の温度を計測しましょう。もしその時31℃であっても就眠直前の温度をエアコンを使用して一気に22℃~23℃、湿度60%程度まで下げてしまいます。そのあと1.タイマーをつけずに一旦エアコンを切る。それから就眠する。夜間暑くて目が覚めるならその都度28℃~29℃、最弱風で1時間後「切り」タイマーに設定してエアコンを使用する。2.タイマーをつけずに一旦エアコンを切る。次にタイマーの「入り」、「切り」を同時に利用して3時間後電源が入って4時間後電源が切れるように設定する。(つまり夜間1時間だけエアコンが自動に作動するようにする。)その際も28℃~29℃、最弱風に設定する。その後就眠する。ただしこれはエアコンによってはできない機種もありますので昼間に試してください。3.そのまま29℃、最弱風で一晩中つけておく。以上3つの方法を考えますが1は「寝冷え」にはならないと思いますが熱中症には用心しなければなりません。2は機種によってはできないものもありますし少し手間がいります。不要な日もあるでしょう。3は熱中症にはなりませんが「寝冷え」になる可能性がありこれで当医院にも受診される方が多いです。どの方法でも冷風が直接体に当たらないように気をつけて下さい。2022.06.26
熱中症について
暑い環境下での体調不良はすべて熱中症の危険があります。初期症状はめまい、立ち眩み、生あくび、筋肉痛、こむら返り、頭痛、倦怠感です。これらは、体温が上昇する前に現れてくることがあり得るので体温が36℃台でも見逃さないことが大切です。その際、第一に「呼びかけ」を行います。「呼びかけ」ても返事が無ければ躊躇なく救急車を呼びましょう。返事があれば素早く涼しい所へ移動しペットボトルの水を渡して自分の力で飲めるか確かめてください。だめな場合は救急車を呼びます。自力でペットボトルの水が飲むことができても20分経って状態が良くならなければ、やはり救急車を呼びましょう。2022.06.19
奈良県での熱中症について
今年は、気温30℃になった5月24日にはすでに奈良県でも熱中症の患者さんが報告されています。6月11日には重症事案として80代の女が熱中症のため自宅内で意識がなくなっているのを家族が発見し搬送されたという報告がありました。正午ごろで自宅内という点が重要と考えます。今年は5月だけでも計45人になっており去年の28人に比べて急増しています。
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